冬休みの保養が無事終了しました。
皆様
お久しぶりです。2024年の冬休み保養が無事終了しました。
12月21日~28日の期間でした。
今回の冬休み保養は、子どもたちやスタッフの多くが、体調不良になりました。
恐らくインフルエンザか何かです。帰宅後に病院へ行き「コロナだった」という報告もあったので
コロナもあったのかもしれません。
何れにしても、高熱、咳、鼻水、倦怠感、関節痛、頭痛、様々な辛い症状を発症していました。
私も、12月26日の朝から38℃前後の熱が出て、最高で40℃になりました。
たぶん、もしインフルエンザとかコロナという診断が出ているとしたら、翌日フェリーに乗るなんてしてはいけないことだろうなと思うのですが、とにかく翌日にはなんとか熱が下がり、昼過ぎに、みんなとバスで出発し、フェリーに乗ることができました。
一緒にフェリーに乗り、子どもたちを見送り、そのまま仙台へ帰省の予定だった富田太子くんは、私と同じ時期に熱が出て、翌朝も下がらず、フェリー乗船は見送り、そのまま山の家に残りました。
「感染を拡げた」と言われても仕方ないし、できれば私もそのまま寝ていたかったのですが
保養でフェリーでの見送りを経験したことがない大学生ボランティアのみおりだけに頼むのは、最悪の場合、、、にしたかったので、翌日熱が下がった時は、ほっとしました。
そして、高熱を出していた子たちも、27日の出発までには、なんとか全員熱が下がっていました。
フェリーの中で体調を崩した子もいたのですが、とにかく全員を「無事に」帰すことができたことを心から嬉しく思えました。
せっかくの「保養」のはずなのに、北海道へ来て、熱を出して寝込んで可哀そうな経験ではあるのですが、こういう時もあるんじゃないかな、、、、と改めて思います。
もちろん、親や家から離れ、高熱を出し、辛くて、寂しくて、不安だっただろうと思います。実際ベッドで泣いていたりして本当に可哀そうでした。
だけど、泣いたり、電話でお父さんやお母さんに弱音を吐いて、少しすっきりして、またぐっすり眠って少しずつ快方へ向かっていきました。
辛かったことだけではなく、「家がとても幸せなこと」に気づいたり、逆に、「家以外の場所で頑張れたこと」も大切な経験になったのではないか?と思います。
そして、ボランティアのお兄さんやお姉さん、私やパパ、みんなが心配し、気にかけ、看病をしてくれたことは、「当たり前のこと」ではないということも。
自分が弱っているときに、家族以外の誰かが助けてくれたこと、助けてと言えたこと、そういう経験も大切なことだったと思います。
そして、インフルエンザとかコロナとか、そりゃ罹りたくはないと思いますが、罹ってしまった後は抗体ができて、しばらくは強いと思うし、あれだけの熱を出したら、なんだか体がすっきりします。
風邪をひいて「保養でデトックス」ができたんじゃないかな、、、と思います。
人が集まる場所ですから、こうなることも想定内でした。
病院へ連れていかないのか?と訊かれたのですが、今は、高熱を出している子は病院内では待つことができず、車の中などで順番を待つのだそうです。そんなぐったりした子どもを何人も車の中で待たせることはできないので、とにかく「寝ること」。
そして「少しでも何かを食べて水分は摂れているか?」だけを気にかけながら。
もちろん、予定していたいろんなことが中止になり、残念だったな、、、とも思うのですが
出かけたり、イベントができなくても、雪遊びをしたり、編み物を教えてもらったり、ゲームをしたり、絵本んを読んでもらったり、映画をみたり、どんな状況になっても、ボランティアの皆さんが、子どもたちと楽しく過ごしてくれたり、私が倒れた後も看病してくれ、本当に、本当に、有難かったです。
そして子どもたちも、風邪はうつらず元気だった子たちも「楽しかった!」と言って帰り、体調を崩した子たちはもう来たくないっていうかなぁ、、、と思ったら、あんなに辛い経験をした後でも
「今度の夏も冬もずっとやってほしい!」とか「看病してくれてうれしかった!またいくね!」という手紙やLINEが届きます。
福島の子どもたちにとっての「大切な場所」になれているのだなと改めて思いました。
人が集まれば、こういうこともあります。いい時ばかりではありません。
いつでも元気で楽しいわけではないし。
だけど、何があっても、力になってくれる人がいる場所なのだということは、きっと伝わっているのだろうなと思います。
12月28日に子どもたちを見送り、自宅にもどり、ああもうあれから10日経ってるんだなぁ。
大人も子どもも20人前後いる場所で、数日の間ですが、三食食べさせ、寝かせ、安全に過ごしてもらうためには、「無理」(文字通り道理を欠くことという意味)をしなければできないことだらけなのですよね。
普段一緒に過ごすことのない、いろんな子どもがいて、いろんな大人もいるのだから、それはもう「いつも通り」にはいかないことだらけなので。
でも無理をした後は、なんとなく気持ちが晴れ晴れするというか。
無事に終わり、みんなが健康で、新しい年を迎えることができたこと。
本当によかったと思います。
今日から少しずつ、保養の様子、力になってくださった皆さんのことなどもブログの更新をしていきます。
皆さん、ありがとうございました。
2025年もどうぞよろしくお願いします。
福島の子どもたちの保養を大きく支えてくれている東京の鈴木さんが経営する
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