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NO to YES!です

心平がくれた優しさと、里子のこと。


今日は、年内に漬ける漬物のラスボス。「鮭の飯寿司」を午後から漬けました。

40日間熟成させなければならないので、本当はお正月に間に合わせたかったのですが、なんだかんだ忙しく、ようやく今日でした。うまくできるといいです。1月中旬頃かな。



 11月中旬から、実父との面会後から帰ってこなくなった3歳児里子。

久しぶりに、児童相談所の担当職員の方と先日電話で話しました。

保育園や役場に、現況を報告しなければならないとのことだったので、メールのやりとりはしていたのですが

直接話したのは久しぶりでした。

 いろんなことは足りてはいないが、とりあえず面倒はみている様子なこと、だけど愛情をかけて接することと、ただ食事を与えて、風呂にいれて、寝かせての違いはよく理解していないことなど(実父が)も話していました。

私がもどかしく感じていることは、面会から誘拐のように約束を守らずに子どもたち(3歳児や兄弟)を返さず、そのことは許されるのか?ということを訊くと、(ここでは書けない)最初の保護に至った原因が、確認できず、当初は、実父が渋々同意して、上の兄弟2人を養護施設、下の兄弟2人をそれぞれ里親委託にしていたのだけど、全員の同意を「しない」ことにしたようです。

本当は、すぐにでも保護をしたいところだが、児童福祉法28条で親権を停止させるには、その根拠となるものがないため、現在のところは難しいのだそうです。

「でも、根拠となる何かが虐待だったり、何かが起きてからでは遅いのではないですか?」というと、「その通りなのだけど、今の状況と、今の法律ではこれ以上のことができない」のだそうです。

例えば食事がちゃんと与えられていなくて「体重の減少がみられた」、便秘がひどいのに病院へ行かせてなかった、虫歯の治療途中だったのに通院しなかった、など。

でも最悪は、暴力とか育児放棄とか。そういうことが起きてしまったら、すぐに保護するのだそうです。

少し書いたように、3歳児には兄弟がいます。けっこうたくさん。今、その全員と父親が一緒にいます。

正直、難しいような気がします。ただ「かわいい」だけではないのですから。

だけど「絶対に渡さない」という意思は強いようで、きっとその考えは曲げないだろう、、、、という話しでした。



 3歳児が帰ってこなくなって、今日でもう3週間。もうすぐ1カ月が経つのですね。

可愛くて、おもしろくて、面倒くさくて、そんな彼との毎日がとても楽しかったです。

彼が着た頃に自分が書いたブログを読み返して、いろいろ振り返ったりもしていました。

最初は、寝る時も楽ちんで、誰かと一緒に寝た経験がないのか?「ここにいろ」とベッドの隣を指すのですが、くるっと180℃寝返って、背中を向けて寝るのです。

そこから半年が経ち「ママがいい!」「ママじゃなきゃやだ!」と大騒ぎ、大泣きして、最後まで私がそばにいなきゃだめ!だったり、こっそり「ママのおっぱいのみたいの。」と言い出したり笑(それは断った)

とにかく、、、、ようやく、やっと、信頼関係を築けてきていた頃だったんだよなと、夜中に考えることが多かったです。

 そして、子どもの力になりたくて里親になったのに、これじゃあ守れないよ、、、、と思ったり

よっぽど3歳児が大好きだったからか、あの子以外の子の面倒をもうみれないんじゃないかなぁ、、、と思ったり。なんだかいろいろぶつくさ考えていることが多かったです。



 だからなのか。



 先日心平が、学校から帰るなり「今日学校の保育基礎っていう授業でね、虐待を受けて愛着障害のある、施設で暮らす女の子のドキュメンタリーを観たんだ。母ちゃんにもみせたいから、先生にDVDを貸してくれませんか?って訊いたら、週末なら貸してあげるって言われたから一緒にみよう!」と言われました。

 うー、、、そういうの、今あんまり観たくないな、正直、、、、。そう思ったけど、彼がそう言ってくれてるしなぁ、、、なんて思いながら、昨日土曜日の夜は観れなくて、今日は夕食後に「一緒にみよう!」と意気揚々と誘われたので、やや重い気持ちのまま見始めました。



観終わって、心平どうもありがとう。

さっきそれを伝えました。

「ママね、3歳児のことがあって、なんだか少し落ち込んでいたし、結局なんにもできないじゃんなんて思っていたけど、里子で来る子どもたちにとって信頼できる大人になれていたんだとやっと思った。」

「うん、そうだよね。諦めずに1人じゃないよ、って母ちゃんならやるでしょ笑」

「ありがとう、借りてきてくれて。ママにみせてくれて。」と言うと

「うん」と言って笑っていました。



3歳児は、これからどうなっていくか?まだわからないけど、引き続き、実父に、里親への委託を同意してもらうように交渉を続けていくのだそうです。

法的な手続きも進めてはいるそうです。

全て、「厳しい」そうですが。

帰ってくるかもしれないし、帰ってこないかもしれない。

戻ってこれることになったら、大喜びで迎えるし、また大切に育てるし。

だけど委託が解除になったら、もう里親はやらない!ではなくて、また傷ついている子の受け入れを頼まれたら、みんなと相談して、また受け入れようと思います。

「なんにもできないじゃん」なんて不貞腐れてる場合ではなかった。


心平も、「うちに里子で来る子どもってみんなこんな感じだったよね。」と言っていて。

ああ、こんなふうにみていて、そしてママならそういう子たちの力になれるよ、と言ってくれたのかもしれない。



今日、私が飯寿司の準備をしている目の前で、「バナナケーキ」を作っていました。

心平のバナナケーキ、とても美味しいのです。




今日のケーキもすごく美味しかった!

本当にありがとう。



 それから、先日保育園と役場へ行き、先月から現在までのことを話したところ、仁木町役場の思いやり係の係長さんが、最初からずーっと関わってくれていたのですが、とても親身になって話しを聞いてくれ「それは、、、安齋さん大変でしたね。」と声を掛けてくれました。

その後保育園で、園長先生と話していたら、担任の先生が来てくれて「お母さんは大丈夫ですか?」と訊かれた途端、保育園のエントランスで涙が出てきて困ってしまった。

本当は、昨日(12/7)が発表会だったのです。

いなくなる前も、保育園で練習をしていたのですが

家に帰ってくると、なんだか不思議な表情で身振り手振りをしながらなにやら歌を歌っていました。

あれ?この歌って、私が好きな「虹」か?いやでも、不思議な動きするしなぁ、、、なんて思っていて。

先生が「発表会では、虹を手話をしながら歌うことになっていたんです!」と聞いて、ああだからあの動きだったんだ、、、。

保育園からの帰り道、「」を聴きながら運転して、またたくさん泣きました。少しすっきりした。


でも3歳児も、私も、「きっと明日はいい天気。きっと明日はいい天気」



元気でいますように。

楽しいこともたくさんありますように。


 

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